スエズ運河迂回

石油の価格が非常に下がってきているため、巨大な船がスエズ運河を通航せずに喜望峰を回るようになっているそうです。スエズ運河の通行料を払うより、遠回りした方が安い、となってしまっているんですね。スエズ運河の通行料金は大型の船舶だと1隻50万ドルにもなるそうで、なるほど燃料代が安くなれば逆転することもあるのかも、と思ってしまいます。

もちろん、喜望峰を回ると余計に時間がかかるわけで、それだけ船と船員を長く使って輸送原価が高くなりますし、荷主にもそれだけ引き渡しが遅れます。しかし現状の経済減速環境だと、船を余らせても仕方ない、というところもあるのかもしれません。それと、あまりに大型のタンカーやコンテナ船はスエズ運河通行時に喫水を浅くするために一部の荷を降ろさなければならないので、そういう手間も考えてしまうのでしょう。

エジプトのスエズ運河当局も黙っているわけではなく、料金割引に乗り出しているようです。しかしいろんなところに波及するものですね。産油国は原油価格が下がったことで財政が急激に悪くなっているようですし。本当に今年は激動です。

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