インターチェンジ改称

高速道路のインターチェンジ改称に関する記事が出ています。「高速道路の「インターチェンジ改名」が珍しい訳」というタイトルにしていながら、全文を読んでも結局改名が珍しい理由ははっきりとは説明されていないという、この手の記事によくある内容になってしまっています。

しかし、ICの改称例が実質2例しかないと説明されているのは貴重な話です。この筆者が確認している限り、とは言っていますが。駅名が割と改称されているのに対し、ICはほとんど改称されないんですね。龍野関連の字体変更が他に2例あるようですが。今年と来年の改称はPA/SAだそうですし。

実際の利用度に拘わらず、今でも鉄道の駅の方にシンボル性を求めてしまっていて、駅名を都合の良いものに変えようという動きが強いから、なのでしょうか。ICの名前は、放送などで事故や渋滞の際に読まれることはあるでしょうし、カーナビが読み上げることもあるでしょうが、駅名を車掌が車内で放送することに比べるとインパクトが低い、みたいな感じでしょうか。みなとみらい線が開業した際に終点の駅を元町・中華街にさせたことで、渋谷まで「元町・中華街」が連呼されるようになって、中華街への来客がどっと増えたという話もありましたし。

皮肉な例が米原ですよね。もともと地元の地名は米原町(まいはら)だったのですが、鉄道の駅名はなぜかそれを無視してまいばらでした。高速道路のICとJCTは地元の地名にあわせてまいはらと呼んでいたのに、市制を施行する際に鉄道の駅名に合わせてまいばらに改称してしまった、という。高速道路の方が置き去りにされているわけですが、これは改称しないのでしょうか。

こう考えてくると、高速道路版の『停車場変遷大事典』みたいなのは成立しにくいのですかね。

この記事へのコメント

旅の途中のとおりすがり
2020年06月22日 23:14
6/22の夕方に記事に訂正が入り、ICの改称例はあと2つあったそうです(いずれも平成の大合併による和歌山県吉備町→有田川町への変更によるもの。その代わり、龍野市関連の変更への言及が無くなっています)。
 鉄道駅を利用する人は、列車間の乗換にせよ、鉄道と他の交通モードとの間の変更にせよ、駅を中間目的地として意識させられるのに対し、ICは料金に関する手続きで短時間停車するだけ(これも近年はETCでだいぶ簡単になりましたし、無料区間だとそれも無い)で同じ車に乗り続けるので、名称が意識に上ることがずっと少ないのでしょう。駅で待ち合わせることはよくありますが、車を使う人がICで待ち合わせることはまずありませんし。
 道路標識でも、ICの案内は正式名称とともに周辺の他の目的地も同じ大きさの文字で併記してあり、正式名称だからといって重視されている感じではありません。該当の記事に「IC名というよりは、降りた先の目的地を示しているのかと思うほどの長さである。」としている例が挙げられていますが、標識案内上はこれと実質的に同じことになっているICが殆どだと思います。
 道路では、むしろSA/PAや道の駅の方が中間目的地的な性格を帯び得ることがあり、ICが(開業時の)所在地名を機械的に付けたものが多いのに対し、こちらは観光振興の観点からと見られる命名が多い(道の駅に至っては、凝り過ぎかと思うような名前もありますが)のはこのような事情を反映したものかと思います。SA/PAの改称も、この理由に因るのでしょう。

> 高速道路版の『停車場変遷大事典』みたいなの

高速道路だと、このよう九州道の人吉仮出入口のような中途開業時に一時的に存在した施設が、後世からすると実態がどうだったか分かりにくくなりそうなので、そういうものがまとまっていると良いかもしれません。
Tamon
2020年06月23日 00:49
他に2例あったんですね。
ICは数が駅よりかなり少ないことや、営業実態の変遷までは収録する必要がないこと、記録が充実している戦後だけであることなどを考えると、ファンが同人誌的にインターチェンジ大事典を作れるのかもしれません。官報などで改廃が公示されているのでしょうかね。
たづ
2020年06月23日 21:03
インターチェンジは難読でもそのままですね。
聖高原駅直近のインターは「麻績(おみ)」で村名も麻績村ですが、駅は難読を理由に(自治体希望ながら)変えてしまいましたし。
Tamon
2020年06月23日 23:53
読めなくても問題ない、ということですかね…。ナビでも目的地としてインターチェンジを設定することはまずないでしょうし。
旅の途中のとおりすがり
2020年06月24日 22:29
日光宇都宮道路の徳次郎ICは、古来からの地元の慣用読みから現在の行政上の登録の読み方に変更したそうです。
https://trafficnews.jp/post/97227
ただ、行政上の登録を古来からの読み方に変えようという動きがあり、それが実現したら戻すそうで、ややこしいことになりそうです。
Tamon
2020年06月24日 23:02
「とくじら」はありそうな読みですね…。