中央新幹線の先行開業に関する観測

産経新聞で、中央新幹線の先行開業に関する観測が出ています。今のところ否定されているものの、このままだと部分開業の論議が再燃するかも、という話です。

技術的には、神奈川県駅(橋本駅)と山梨県駅の間に関東側の車両基地が置かれる予定なので、先行開業される可能性の区間に含まれるわけであり、先行開業がまったく不可能ということはないと思います。しかし、山梨県駅は単なる途中駅の予定でしたから、折り返しのための渡り線などを追加する必要が出て、これは全線開業時には不要な設備ということになりますので、追加の費用ということになってしまいます。部分開業時点では大した列車本数にはならないでしょうから、駅設備そのものをそう拡張する必要はないのではないかと思いますが。

この区間だけ開通したとして、どれほどの需要があるのでしょうね。所要時間としては20分かそこらだと思いますので、今あるどんな交通機関よりも圧倒的に早いのは間違いなく、山梨県駅の利便性次第ではそこそこ利用されるのでしょうけれど。中央本線の特急「かいじ」「あずさ」の需要をどれほど食うのでしょうか。まあさすがに実現はしないと思いますが。

この記事へのコメント

旅の途中のとおりすがり
2020年07月26日 00:54
JR東海が認可申請のために提出した書類
https://company.jr-central.co.jp/chuoshinkansen/procedure/construction2/
の連動図表を見ると、各中間駅に(おそらく非常時用に)折り返し用の上下線間の渡り線が設けられており、山梨県駅ではこれを使って品川方→下りホーム→名古屋方に引き上げ→上りホーム→品川方のように折り返せるようです。また、信号設備自体が単線並列で作られているようなので、(将来の)上下線に各1編成を入れてピストン運転する、ということもできそうです。これを考えると、本線の設備に関しては大して追加の費用を掛けずに区間運転ができそうに思えます。名古屋-長野県駅も同様に区間運転できそうで、名古屋-飯田の高速バスよりは圧倒的な時間短縮になりますが、どうなるでしょうか?
 ところで、名古屋側の基地は「総合車両基地」となっていて研修設備が作られる予定ですが、品川側の基地にはありません。むしろ、この点の方が品川-山梨県駅の部分開業については問題になりそうな気もします。
Tamon
2020年07月26日 02:08
ああ、名古屋側に検修基地があるんですね。それの方が問題かもしれませんね。山梨県駅はいったん本線上に引き上げて折り返さないといけないのが面倒かもしれませんが、地上から制御して走らせるからエンド交換の必要もなく、そう大したことではないのかな。