球磨川流域水害

九州南部で特別警報が出るレベルの大雨だったようです。特に球磨川の流域が酷かったようで、深刻な水没の様子が伝わってきました。

球磨川に架かる鉄道の橋はどれも古く、明治時代に架設された時のままのものが多いです。唯一、人吉の市街地の近くに架かる球磨川第三橋梁だけは昭和50年代に架け替えが行われています。こちらは今度の水害では、割と広くなっている盆地の中にあるためか、特段の被害はないようです。一方、これより上流のくま川鉄道にある球磨川第四橋梁は流失したらしいという話が流れていますが、よく確認できていません。

一番下流側の球磨川第一橋梁については、2連あったトラスのうちの1連が消えている写真が出ていたので、流失したことで確定のようです。起点側のデッキガーダーもおそらく流されているのだと思います。この橋は、ダムの建設工事に伴って橋脚にコンクリートを継ぎ足して嵩上げしていますが、トラス桁そのものは明治時代の架設当時のままです。トランケートトラスという珍しい形態だったのですが、少なくとも1連は失われたようです。

肥薩線のこの辺りは何度か水没しているのですが、今回は甚大な被害となってしまいました。豊肥本線がようやく8月には再開するというこの時期に、またも不通区間が発生するとは。この区間は観光上の価値があるので、日田彦山線不通区間のように廃止提案されることはないだろうと思いますが、一体どれくらい復旧に時間がかかるだろうと思います。橋の形態がどう変わるかも興味深いところです。

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