JR東海と静岡県の因縁

JR東海と静岡県の因縁を語る記事が出ています。南アルプストンネルの水問題での対立を受けて、最近はこういう記事が多いですね。

しかし、事実誤認がありますね。「のぞみ」の停車駅でもっとも人口が少ない都市は岡山市と書いていますが、これは全「のぞみ」が停車する駅ならばそうですが、山陽新幹線では選択的に停車するので、たとえば徳山駅のある周南市は14万程度で、静岡市や岡山市と比べてもかなり少ないことになります。もともと、東海道のように圧倒的に需要の集中する駅がない山陽では、あちこちの駅に選択的に止めて集客するダイヤの性質を持っているので、東海道と単純に比較するのが妥当とは思われませんし、そもそも岡山は四国や山陰への連絡の関係で都市規模に比して利用客は多いわけですし。

静岡空港新駅は、実際に駅間距離が短くなって厳しいのは事実です。そこを攻撃されるのは逆恨み的な話です。整備新幹線で地元負担を飲んで新幹線を誘致した県の出身者から見れば、静岡がたまたま東京と大阪の間にあるから、何の自己負担もなしに真っ先に新幹線がやってきているのに、そこまで望むのかという感があります。他にも観光列車を走らせて地域振興、といいますが、かつては飯田線で多少はやっていたわけですし、それ以外に観光列車を走らせられそうな路線は静岡近傍ではないですよね。

まあJR東海の地元対策が弱いというのは事実なんでしょうけれど、この記事はちょっと盛りすぎな感じがします。

この記事へのコメント

たづ
2020年08月17日 23:02
JR東海の観光列車(というかジョイフルトレインの類)は今皆無ですが、かつてはJR他社並みにありました。
逆に言えば、「やったけれども期待したほどの成果(収益以外にも、顧客満足度やリピーター率)が出ない」のでやめてしまった、ということだと思います。
観光イベント自体はやっているのですが列車は他社からの乗り入れ以外全て普段特急などで使っている車両ですし、飯田線は災害で中ほどが止まっていてそれどころでは無いような気がします。
Tamon
2020年08月18日 01:04
そうですよね。ハイキングイベントなんかも静岡で企画してますし、今度はデスティネーションキャンペーンもありますし。