豊住線の検討

東京の地下鉄8号線(有楽町線)の江東区内の延長工事(通称豊住線)の検討が進んでいるようです。豊洲から半蔵門線の住吉までですね。

今の東京で地下鉄を新設する工事が容易なわけがないことは自明ですが、ここもまたいろいろな既設埋蔵物があるんですね。運河や川の護岸基礎や橋脚基礎に加えて、通信も電力も下水道もあるとは、埋設障害物オールスターです。東陽町駅で東西線をくぐらなければならないですし、豊洲駅で分岐する構造も住吉駅で合流する構造も面倒です。

東京地下鉄の新線建設が地下鉄補助の対象とならないとは初めて知りました。副都心線は営団時代に工事を始めたから違うとか、そういうことなのでしょうか。全株式を国と東京都が保有しているとはいえ、建前上民営になっていると地下鉄補助の対象にならないとか、そういうことなんでしょうね。といいつつ、アストラムラインの地下区間や埼玉高速鉄道のように、第三セクターの株式会社が地下鉄補助を受けた例はあるように思います。そのあたりが謎ですね。

この工事はぜひやって欲しいものですけど、どこまで実現性があるのでしょうね。

この記事へのコメント

旅の途中のとおりすがり
2020年08月22日 12:23
> 運河や川の護岸基礎や橋脚基礎

この辺は、掘ってみたら図面には無い物が出てきて面倒なことになるのでしょうね。

> 豊洲駅で分岐する構造も住吉駅で合流する構造も面倒です。

これは確かに面倒ですが、一応、両駅とも準備工事はされているので、南砂町のように最初の建設当時に想定していなかった改良工事を行う場合よりはましな気がします。ただ、「豊洲駅では混雑対策として、改良工事も計画している」とのことで、まさしく「最初に想定していなかった工事」も同時に行うことになり、むしろこの部分の方が面倒かもしれません。実は、東京メトロの豊洲は2009~2014年にも改札口・階段・エスカレータ・エレベータ・地上出入口を増やすような改良工事を行っています。
http://mirai-report.com/blog-entry-1282.html
そのときの1日あたり乗降客数の想定は20万人だったのですが、既にこれを超えており(2019年で23万人弱)、再び改良工事が必要になったようです。地下鉄のように後から手を加えるのが面倒なインフラを需要に合わせて整備するのは本当に大変だと改めて思い知らされます。

> 東京地下鉄の新線建設が地下鉄補助の対象とならないとは初めて知りました。

どうやら、鉄道・運輸機構の内部規程で対象が「東京地下鉄株式会社(浸水対策及び駅施設の大規模改良工事に限る。)」と限定されているようです。
https://www.jrtt.go.jp/subsidy/asset/kitei_toshi_chika_youryou.pdf
内部規定なので、変更するのは法令ほど難しくないのかもしれませんが、何故こんなふうに決めたのでしょう?東京メトロの新線建設を補助対象にすると、建前上、いつ申請が来ても良いように機構の側で準備しておく必要があり、そのためのコストは東京メトロが副都心線より後に新線建設を行わないと表明している状況下では全くの無駄になってしまうので、削れるところは削った、とかでしょうか?
Tamon
2020年08月24日 00:53
確かに基礎部は予想しない埋設物とか出てきそうですね。地下鉄補助の方はまったく不明ですね…。