球磨川第一橋梁と河川構造令の関係

被災した肥薩線の再建に関して、現行の河川構造令との関係を説明した記事が出ています。今の基準に適合しない橋だから、再建となると大変であるということ自体はこれまでも触れられていました。

現行基準だと球磨川第一橋梁は2メートル嵩上げだそうです。それだけ高ければ、今回くらいの豪雨でも橋を流されずに済んだかもしれないですね。もっとも川の近くを線路が通っていて冠水しめちゃめちゃに破壊されてしまったところがかなりあるので、この橋だけ何とかなったとしても全体としては対応しきれないですね。仮に2メートル上げると、人吉側のトンネルに影響してしまうので難しいということだそうで。

過去に第一橋梁については、瀬戸石ダムの関係で嵩上げをやっていましたが、1メートルは上げてなかったはずです。それだけだと何とか取り付けを工夫することでトンネルに支障しないようにできたのでしょうね。今回はそれに加えてさらに2メートルということになるので、トンネルまでの距離が短いことを考えると難しそうです。トンネルそのものの改築が必要になるかもしれません。

これについて見通しが付いてくるのはどれくらいかかるんでしょうね。

この記事へのコメント

旅の途中のとおりすがり
2020年08月28日 18:50
河川構造令は1976年制定とのことですが、球磨川の人吉での計画高水量はそれ以前から改訂されていません。
http://www.qsr.mlit.go.jp/n-shiryo/kensyu_ronbun/01/10.pdf
このことから、豪雨があったらこの橋が流されるのはその頃から予見可能だったということなりそうです。基準に適合するよう改良すると、鉄道公団建設線に見られるようなトンネルと高架を多用した線形になりそうですし、40年以上に渡って、明治期建設の路線から球磨川が間近に見える車窓を楽しめたのは、その間たまたま豪雨がなかったという幸運によるようにも思えます。
Tamon
2020年08月29日 01:21
今回は計画高水を超えたようなので、予想できたかというと疑問ではあります。ただ、瀬戸石駅のあたりは第一橋梁の嵩上げ以降にも水没して不通になったことがありますから、前例があると言えばあるんですね。