中国稲荷山鋼索鉄道

岡山県の最上稲荷で、中国稲荷山鋼索鉄道の資料を募集しているそうです。第二次世界大戦中に不要不急線指定で廃止になってしまったのですよね。

JR吉備線、津山線は、中国鉄道という民鉄が開業したもので、戦時買収で国鉄になりました。いまも中鉄バスという会社は残っていますね。この中国鉄道は、吉備線の備中高松から分岐して稲荷山までの支線も持っていました。しかしこの支線は継承されず、廃止になっています。稲荷山ケーブルはさらにそこから伸びていた、ということになります。稲荷山線が休止になったのが1944年1月、ケーブルカーの廃止が1944年2月だそうなので、1月だけは稲荷山ケーブルだけが運営されていたのか、あるいは正式な廃止前に休止状態になっていたのかわかりませんが。

この記事でケーブルカーの運行区間が、本殿より上の奥の院へ行くところに描かれているのを見て驚きました。てっきり、門前町のあたりから本殿へ登るところにあったものだとばかり。そうだとすると、奥の院まで参拝する人もそれなりにいたのでしょうか。まあ私も行った山梨県の身延山のロープウェイも奥の院に行くためのもので、本殿の脇から乗りますけど。

ここも一度行ってみたいものですね。

この記事へのコメント

たづ
2020年08月04日 23:21
戦時買収私鉄は当時の日本領の各所で行われましたが、ケーブルカーやインクラインはだいたいは対象になっていませんね。
例外が今の韓国の嶺東線(興田~羅漢亭~桶里)だったと思いますが、あれも当初は無理やり貨車だけ直通して、旅客は1~2km徒歩連絡だったと思います。
よほど貨物の需要があってのことでしょう。逆に言えば、そうでない限り買収対象ではなく、「不要不急線」で母体が買収の頃には粗方運休だったのではないでしょうか。
戦後スイッチバック化でまともな鉄道の姿になった後、つい最近トンネルで短絡化されたようですが。
Tamon
2020年08月05日 00:49
おー、朝鮮半島ではインクラインの国有化事例があるんですね。そういう例だと国有化せざるを得ないでしょうね。日本だと、岩手軽便鉄道を国有化した際に索道を編入したくらいでしょうか。