福井県の鉄道経営形態論

福井県で、えちぜん鉄道、福井鉄道、新幹線並行在来線三セクの3社について、新幹線開業10年後をめどに経営形態を検討するそうです。経営統合するかもしれない、ということですね。

えちぜん鉄道は、前身の京福電鉄が事故を起こしてそのまま運営を諦めたところを地元で引き受けた三セクなので、県が主導して経営形態を決められます。それに対して福井鉄道は、県のてこ入れがかなり入っているとはいえ、まだ民間企業なので、全株式を取得して三セク形態に移行させるなどしないと統合は難しいかもしれません。ただ、実運営の上では田原町を通じて直通を始めているわけですし、統合にある程度意味があるかもしれません。車両がかなり違うので、車両基地の統合などは難しそうです。もちろん、双方の社員の待遇問題もあります。

並行在来線三セクとなると、えちぜん鉄道や福井鉄道と直接の接点がないですし、貨物列車が通過する重厚な幹線を継承するとなると体制もいろいろ変わってくるでしょうし、正直どの程度統合にメリットがあるかよくわかりません。車両もJRと同タイプの大型のものになるでしょうし。えちぜん鉄道はJRの119系を購入して運用しており、車両限界的にはJRと同じなのでしょうから、線路をつなげば並行在来線三セクとは直通ができそうですが、そもそも福井駅が高架になっていてつなぐのが凄く大変ですし、そんなことをしてもどこに行くのかという話ではあります。まあ田原町の直通も、事前にはこれほど需要があるとは私は思っていなかったので、意外に直通すれば需要が付くのかもしれませんが。

地元の感覚がないとこのあたりの判断は難しそうですね。

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