台湾東側の改軌検討

台湾鉄路管理局の東海岸側の複線化計画で、標準軌採用を検討しているのだそうです。これは意外ですね。

この記事でも触れられている通り、台湾の在来線鉄道網は日本の在来線と同じく3フィート6インチ狭軌(ケープゲージ)であり、それに対して台湾高鐵は標準軌を採用していました。しかし、既に存在している狭軌鉄道網があるのに、この区間だけ標準軌にしてしまうと直通運転ができないわけで。あるいは東部に高速鉄道までは整備できないので、台湾北部を周って宜蘭まで伸ばすことを計画している台湾高鐵を、日本のミニ新幹線のごとく、東部の在来線を改軌した区間に直通させようみたいな話なのかもしれませんが。

まあいずれにせよこれだけでは情報不足ですね。もっといろいろなことを考えないと改軌の是非は判断しづらいです。しかし台湾本島を6時間で1周できるようにするとなると、この沿線のほぼどこからであっても、どの地点へも片道3時間で移動できるわけで、もう域内での航空機はほぼ不要になってしまいますね。日本だと国土が細長いために、どんなに新幹線が頑張っても航空機の領域が残りますが、台湾や韓国くらいの国土の大きさだと鉄道に有利ですね。

この記事へのコメント

たづ
2021年01月01日 02:11
台湾高速鉄道と鉄路管理局線では電圧規格は共通ですが、架線の張り方が日本規格なのか、ヨーロッパ規格なのかが違っています。
現状軌間が違うので問題になっていませんが、ミニ新幹線のように改軌して直通となると、架線を直すのか、それぞれに対応したパンタグラフを別個に持つのかも問題になりうると思います。
Tamon
2021年01月02日 01:19
うーん、ヨーロッパ規格と日本規格でどの程度差があるのかわからないですね。
たづ
2021年01月02日 16:00
自分の記憶では、パンタグラフ押上力が倍ほど違っていたはずです。
日本だと4.5~5.5kgf(世代ゆえNを使いこなせません)ですが、ヨーロッパだと大体10~12kgf程度ではなかったでしょうか。
架線とシュー、どちらを保護するのかの考え方の差が出た部分のはずです。
ヨーロッパ流だと離線しにくい一方、多数電車が走るとなると架線が摩耗に耐えられるか不安です。非常時架線を切断することも厭わない設計思想だったはずです。
逆に日本流だと架線の保護が最優先な代わりちょっとしたことで離線するので、舟体支持に色々手を尽くしている印象です。
架線張力はさほど違わないので在来線同士であれば調整の範囲なのでしょうが、新幹線区間ではどうなのか、未知数だと思います。
Tamon
2021年01月02日 22:49
押し上げ圧の差だと、微妙な話ですね。そのまま無視しても保線作業の問題だけなのかも。