亀ノ瀬付け替えの検討案

鉄道関係の土木構造物についての記事を掲載しているドボ鉄で、関西本線亀ノ瀬トンネルの崩壊について掲載されました。もともと大和川右岸を通っていた関西本線が、トンネルの崩壊によって通行不能となり、一旦対岸に渡って崩壊区間をかわしてまた元のルートに戻るように付け替えられた区間です。

この記事、関西本線の付け替えルート案の地図が載っているのが面白いです。実際に建設されたルートは付け替え区間を最小限にするようにトンネルの前後で2回大和川を渡っているわけですが、この地図によると、王寺駅の近くで大和川を渡っているところを利用することで架橋を1か所にしようと考えたのか、そのまま左岸を通って王寺までつなげる案があったようです。またトンネルで和歌山線の近くまで出てぐるっと迂回してくる路線も検討されたんですね。地質が悪ければこちらを採用しなければならなかったのかもしれませんが、いかにも遠回りです。

そしてもっとも距離の長いのが、ほぼ近鉄大阪線と並行して今の香芝市のあたりまで行って、和歌山線に取り付いて戻ってくるという案ですね。そのままだと王寺で折り返し運転になってしまうためか、この場合でも王寺駅に反対側から入れるように付け替えるつもりだったようです。またこの際には和歌山線の高田・五條方面への接続線も描かれていますね。もし実現していれば、高田などへはショートカットになってよかったかもしれません。しかしこれは露骨に近鉄大阪線への並行線というか。

さすがにオーソドックスな案が選ばれたというべきでしょうか。さすがに後の2案はありえそうにありません。最初の案も結局すぐ近くで橋をもう1回架けて元の線に戻ってしまう線形になったわけですが。

こういう検討があったというのはなかなか面白いですね。

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