新千歳旭川直通特急構想

JR北海道と、北海道内の7か所の空港を運営している北海道エアポートの間で、新千歳空港駅と旭川駅を直通する列車を運行する構想があるそうです。かつては、快速「エアポート」が札幌で折り返して旭川まで特急として走る列車が1時間に1本運転されていて、あまり直通需要がなく札幌で運用を分断された経緯があるのですが、今回は何と、追分経由で室蘭本線を走ろうという構想だそうです。

そもそも、旭川から空港へ直通で行きたいという需要がどの程度あるのかよくわかりませんね。旭川にも空港がありますが、便数の面では新千歳空港が圧倒的なので、もちろんそういう移動をしたい人がいないわけではないのでしょう。旭川空港からは現状東京便しかなく、1日7往復です。したがって東京以外の行き先だと、羽田で乗り換えるか新千歳空港に行くかということになるのですが、需要の多い東京だと、新千歳空港まで2時間かけて移動する意味はあまりなさそうです。そして大阪方面だと、羽田で乗り換えても利便性的には大差ないのではと思えます。名古屋や仙台のように、羽田で乗り換えていくことが難しい行き先だと新千歳空港に行くことになるのでしょうが、どの程度の需要でしょうか。

新千歳空港駅はご存じのように、南千歳駅で分岐した単線の末端にあり、駅には1面2線しかありません。ここで1時間に5往復の「エアポート」を捌いているので、ターミナル容量的に結構ギリギリです。ここにどうすれば、対旭川特急を押し込むことができるのか、難しいところです。南千歳駅で対面乗り換えがせいぜいではないでしょうか。

そして室蘭本線経由では、確かに距離は短くなるものの、非電化ですし部分的に単線区間も介在しますから、どこまで所要時間を短縮できるのかという感じがします。この記事で書かれているように、現行より50分、以前の直通時代より30分も短縮するというのは非現実的ではないかと思えます。

とりあえず観測気球を上げてみたという感じなのかもしれませんが、いろいろ謎の多い構想ですね。

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