走らなかった鉄道 未成線を追う

走らなかった鉄道 未成線を追う』を読み終わりました。昨今、完成しなかった鉄道路線「未成線」に関する本はいくつも出ていますが、また新しい本が出ました。

取り上げられている路線は、いつも大体似たようなものでしょうか。大きな遺構が残っている未成線はほぼ限定的ということかもしれません。五新線、名羽線、岩日北線、今福線、呼子線、油須原線といったあたりですね。丹念に調べ歩いてわかっていることをまとめているのですけど、今までに知らなかったことはほとんどないですね。ただ、名羽線については特に力が入った調査がされていて、話題の苫竜トンネルについては、結局測量をしただけで着工しなかったようだとまとめられていました。

これだけ調べているのに、日本鉄道建設公団のことを鉄建公団という俗称の略し方で書いているのは残念です。本来の略し方は鉄道公団です。また、名羽線のところで羽幌町の国勢調査偽装事件について触れていますが、1971年10月の国勢調査、とあるのは誤りですよね。国勢調査は西暦末尾が0または5の年に行われますので。

読みやすい本であり、なかなか楽しめました。

この記事へのコメント

2021年04月21日 19:50
未成線の五新鉄道について

約8~9割完成したのに営業開始後即赤字路線になるって言われて工事凍結になり鉄道として使われなくて、今でいうBRT化されて完成した部分に路線バスが走っていたんですが・・近年老朽化した施設と赤字路線ってこともありバスも廃止され、関連した施設遺跡も姿を消しはじめてます。(奈良県五條市内)
Tamon
2021年04月22日 22:38
五新線は、奈良交通が廃止する直前に乗りに行きました。鉄道みたいで楽しかったですね。