川崎重工業と日立造船のシールドマシン事業統合

川崎重工業と日立造船がシールドマシン事業を統合するそうです。新しい会社名は地中空間開発だそうです。何とも硬い感じの名前ですが、生産は両社に発注するのだそうで、営業・販売活動の統合ということになるのですね。

この辺りの事情は全然分かっていなかったのですけど、いつの間にかIHI、JFEエンジニアリング、三菱重工業のシールドマシン事業は統合されていて、今はJIMテクノロジーというのですね。そのJIMテクノロジーも、中央新幹線向けシールドマシン完成の記事を読むと、三菱重工業神戸造船所内で公開されていて、結局製造は合併元各社でやっているのでは、という感があります。ウェブサイトで見る限りでは、JIMテクノロジー神戸事業所製造部となっているので、三菱重工業神戸造船所に間借りしている感じでしょうか。生産委託工場としてJFEエンジニアリング鶴見製作所とIHI横浜工場が挙げられているので、やはり合併元各社が分担している感じですね。

JIMテクノロジーが売上年額200億円程度、今回発足する地中空間開発が130億円程度だそうで、シールドマシンの事業規模というのも小さいものです。1台あたりの値段を調べてみると、ある大型の機械で20億円くらいだったという記事を見つけたので、年数台程度販売している感じなのでしょうか。小型の機械ならもっとたくさん造っているのかもしれませんが。

中央新幹線以降は先細りというのは、確かにそうなのでしょうね。公共事業が縮小していますし。バラバラにやっている場合ではない、というのもわかります。この手の事業ではドイツのヘレンクネヒトが有名ですけど、調べてみると2018年で11億ユーロくらいの売り上げだったようで、1500億円くらいでしょうか。これでは日本メーカーは束になっても勝てないという感じですね。

日本製のシールドマシンは、海外でも結構使われているようですけど、それでもこの程度なのですね。

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