ミリ波列車無線

やや過ぎたニュースですが、東海道新幹線にミリ波列車無線が整備される(PDF)そうです。

今までは、漏洩同軸ケーブル(LCX)を使った列車無線でした。周波数は400MHz帯を使っており、通信速度は最大3Mbpsだったそうです。もちろん、音声の伝送には十分は容量ですし、開発した時点ではかなりの大容量だったでしょう。しかし現代のように、動画を含む大量の情報を送受信したい需要が出てきた時代になっては狭帯域の感が否めません。

ミリ波方式になると、40GHz帯を使って最大1Gbpsの通信をするそうです。これだけあれば、防犯カメラ画像を転送するにも十分でしょう。ただ、これだけの周波数になると直進性が高くなるはずで、車内から沿線のアンテナを狙って送受信するのは技術開発が結構大変だったでしょうね。

総投資額は440億円だそうで、中央新幹線に投資を集中するのかと思いきや、結構東海道新幹線にもしっかり投資してきている感じですね。JR西日本が追随して自社の車両に整備しなければならないのが大変そうです。

この記事へのコメント

めー
2021年10月03日 10:17
同様のミリ波の列車無線自体は中央新幹線でも採用されており、それを東海道にも流用したものと思われます。
ミリ波無線自体は、停車中の利用ですが、関東などの一部私鉄のワンマン運転において、乗降客の確認(挟み込み防止)に利用しているケースもあります。こちらは、技術的には10年以上前からあるものです。
ちなみにこのワンマン運転のために利用するミリ波通信。導入当時は某鉄道の労働組合から猛反対があり(ワンマンで車掌が減るから)、「殺人電波」と呼ばれたこともあります。
Tamon
2021年10月03日 23:07
ホーム側の監視カメラ映像を運転台に中継するための電波とかですかね? 停車中ならもっと技術的に容易そうです。