ATCの検査期限切れ

JR西日本で、ATCの検査期限が切れた状態で列車を走らせていたことが発覚したそうです。1号車を検査するはずが、誤って16号車の検査を指示したのだそうで。

新幹線は、東海道新幹線の開業時から、各部品の検査や交換の履歴をしっかりとコンピューターシステムで管理してきたはずです。しかし、実際の作業とシステム上の情報を整合させているのは結局手作業なのであり、システムの指示を間違えて他の装置や車両に対して実施してしまうと、当然にシステム上の情報と現物がずれてしまうのですね。いわゆる、情物の一致の問題です。どんなシステムでも情物の一致というのは大問題です。

漏れを防ぐために、よく現物にQRコードやRFIDタグを貼っておいて、常にそれをシステムで読み取りながら作業をして、ずれを検出するということが行われますね。それでも結局最後は人間なのですが。

検査期限切れで走ったのは、完全なルール違反ではありますが、しかし実際には検査で問題を発見することはあまりないので、実際上の安全問題にはなっていないでしょうね。

この記事へのコメント