量子アニーリングを使って鉄道運行計画を最適化

日立が量子アニーリングを使って鉄道運行計画を最適化するシステムを開発しているという話が出ています。最初に作っているのは乗務員運用計画だそうです。

通常は数日かかるところを大幅に短縮でき、とありますけど、手作業に比べればそれくらい短縮できるでしょうけれど、量子アニーリングを使わなくてもそれくらいの短縮はできそうな気がします。また15パーセント乗務員数を減らせた、とありますけど、これもまたギリギリまで詰め込んで働かせる行程になっているはずなので、乗務員の組合から強い不満が出そうです。表面的な制約条件を満たしているから良い、というわけではないのが人を動かす計画の難しいところです。

よく、人を動かす計画は、計画作成を自動化して出してみると、自動化を開発する前には言われていなかった新しい制約の話が出てきてそのためにこの計画ではダメと言われる、という話があります。明文化されていなかった制約が出てきてしまうんですよね。できれば、計算機の作る計画に合わせて業務手順を変えるべきなのですが。

量子アニーリングは、確かに強力な最適化ツールになりそうな感じがします。しかし現状では量子ビット数が少なすぎて、問題を丸ごと放り込めるようなものではないのですよね。うまく問題を分割して、量子アニーリングによる最適化を繰り返し適用してうまく解けるように持って行く必要があって、なかなか難しい開発がそこに必要となります。なので、なんでもこれを使えば解決とはいかないのが難しいところです。

しかしこういう技術がもう普通に使われるようになってきているのですね。

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