九州向けEF510

JR貨物が、九州向けのEF510形導入を発表(PDF)しました。そろそろED76やEF81が運用終了となるのは目に見えていることでしたから、ようやくという感じではあります。

しかし、九州くらいは交流専用機を導入するのかと思いきや、結局交直車で固めてしまうのですね。民営化後、電車では交流専用車が増えて、交直車はかなり限定的にしか導入されていません。それに対して民営化後の機関車は交流専用車が今のところ導入されておらず、直流車と交直車なのですよね。これも、国鉄時代の傾向とは逆なので面白いところです。国鉄時代は電車の交流専用車がほとんどなく、機関車は交流専用機が多くて交直車が限定的でした。

交直車が九州にも導入されることで、関門連絡がどうなるか気になります。現状、EH500が関門連絡をしていますが、EF510でそのまま幡生まで牽引してしまえる性能があるかもしれません。福岡貨物ターミナルまで入ってくる1300トン貨物列車に関してはEH500が必要かもしれませんが。

銀色に塗られるのが面白いですね。EF81の銀色の機関車を引き継いだということですが。でも九州の機関車は赤が多かったので、あえて少ない塗装を引き継ぐのかという感もあります。

交流回生ブレーキの装備にも注目ですね。機関車方式だと、ブレーキ力のかなりを貨車の空気ブレーキで負担しなければならないものなので、回生ブレーキを導入してもあまり省エネ効果がないとして省略されてしまうことが多かったものです。青函トンネルの機関車だと、長い下り勾配での抑速ブレーキとして導入されているようですけど。九州ではどういう場面で使用するのでしょうか。

DD200の導入も着々と進展しつつあるようですし、機関車もいよいよ国鉄機が一掃される日が近づいてきたようです。

この記事へのコメント

旅の途中のとおりすがり
2021年10月16日 22:21
> 民営化後の機関車は交流専用車が今のところ導入されておらず

EH800が交流専用の機関車ですね。JR貨物が自社の方針で導入したのではなく、北海道新幹線との兼ね合いで導入させられた感はあって特殊な機関車ではありますが。

> 国鉄時代の傾向とは逆なので面白いところです。国鉄時代は電車の交流専用車がほとんどなく、機関車は交流専用機が多くて交直車が限定的でした。

国鉄時代は交流区間から直流区間まで直通する列車が多かったので、途中で付け替えできる機関車はデッドセクションを跨ぐ短い区間の他は交流専用車で良かったのに対し、電車は交直流両用にする必要があったのでしょう。それが、民営化後は電車の運用が短い区間で完結するようになったので交流専用電車が増え、機関車はほぼ貨物列車用になって交流区間で完結する列車が少ないので付け替えの手間を省ける交直流両用中心になったのでしょうね。
Tamon
2021年10月17日 14:10
EH800をいつも忘れてしまいます…。確かにそうでした。
交直機を交流専用にしてもそこまでコストが下がらないから、交流専用機をほぼ造らなくなったのでしょうね。
電車はエリア外に出る可能性がほぼないですし。