西濃鉄道への改善指示

国土交通省から西濃鉄道に対して改善指示が出された(PDF)ことが話題になっています。保安監査で多くの問題点が発見されたようです。西濃鉄道は、JR東海道本線美濃赤坂駅で接続して、現状では1駅間のみを運行している貨物専業の事業者です。

なかなか凄いです。運転事故の届け出漏れ、分岐器やPC枕木の交換に伴う手続き漏れ、軌道巡視間隔の違反、運転専用電話の無届撤去廃止、車両検査周期の違反、重要部検査の際のエンジンの分解整備の未了、ダイヤに沿わない列車の運行、正規の執行者以外による運転士の点呼、駅長等の出発合図なしの列車運行、ブレーキテストの不実施、スタフ閉塞の不施行と、まあよくこれだけやるものだという違反行為のオンパレードです。Twitterにいる鉄道関係者の多くが絶句しているツイートをしていました。

スタフ閉塞だから、末端の1区間で列車を1本走らせているだけであり、スタフを持たせなかったとしても安全上の問題はない、ということなのかもしれません。しかし運転取扱規定で定めている以上はきちんとスタフを携行しないことには…。連絡して貨物列車を運行しているJR貨物側は何も気づかなかったのでしょうか。また美濃赤坂駅までの線路を有するJR東海も、安全には厳しい事業者なのですが、こんなことを自社の構内でやられて激怒するのではないでしょうか。

西濃鉄道の労組らしいTwitterアカウントが、以前から問題視するツイートをしていました。国土交通省の保安監査のきっかけが、ウェブサイトの通報フォームへの投稿からだったそうなので、もしかしたら労組が通報したのかもしれません。もう会社の体制としてどうなっているのかという感じですからね。ここから立て直しができるのでしょうか。

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