JR東日本の支社機能統合

JR東日本が、12ある支社の機能を一部集約するそうです。つい先日、JR西日本も中国地方の3支社の一部機能を広島に集約すると発表したばかりですね。

支社の中で、必ずしも現場に置かなくても良い業務を中央に集約する感じなのですかね。総務部門とかでしょうか。仙台支社が東北本部と呼ばれるようになることについては、民営化した頃に東北地域本社と呼んでいたことを思い出しますね。

新潟支社は結局単独で残るあたり、常に微妙なエリアなんですね。国鉄時代からそうでした。戦前の段階で新潟鉄道局が設置されて、その頃からエリアの変更はあってもおおむね独立したエリアでした。もう1つ微妙なエリアなのが長野で、日本国有鉄道発足直後の再編まで東京鉄道局、名古屋鉄道局、新潟鉄道局に分割されていて、長野県としての要望を打診する先が困る、みたいな話でした。戦後の長野鉄道管理局発足でやっと統合されるのですけど、民営化で再びJR東海ゾーンができてしまうという。

JR西日本だと既に近畿統括本部という組織がありますが、これは京都支社、大阪支社、神戸支社を合併したものなので、完全に支社の機能を統合したものですね。一方で、福知山支社・和歌山支社の総務部門を近畿統括本部にまとめるという話も出ていますね。これは窓口と運行部門は現地に残るようです。中国地方も同様の感じにするのでしょうか。そうなるとJR西日本では金沢支社だけが独自に残る感じでしょうか。

どうも鉄道の地域管理というのは難しい面がありますよね。鉄道省の時は札幌、仙台、東京、新潟、名古屋、大阪、広島、四国、門司の鉄道局が置かれていて、さらに細かく分割した管理部という組織がある体制だったのですけど、管理階層を減らすために日本国有鉄道発足からしばらくして、分割民営化まで続いた全国27の鉄道管理局の体制に変わりました。しかし27の鉄道管理局に、もともと鉄道局が有していたような技術面を管理する体制を整備するのは人員的に難しく、結局元から鉄道局が置かれていた場所の鉄道管理局に技術者が集中配置されて、必要に応じて傘下の各管理局に支援する体制だったと聞きます。

今回の再編で、ある意味鉄道局の体制にだいぶ戻ってきているような気もします。九州も北海道もそのうち本社1か所に統合するかもしれないですね。

この記事へのコメント

旅の途中のとおりすがり
2022年01月15日 23:43
> どうも鉄道の地域管理というのは難しい

JR東日本の東京圏だと、分割民営化直後は東京南・北・西鉄道管理局を統合して東京圏営業本部/東京圏運行本部(→東京地域本社)にして高崎・水戸・千葉の組織も傘下に組み込みましたが、1年で高崎・水戸・千葉支社が分離し、さらに1990年代後半から横浜・八王子・大宮支社も分離しました。今回は以前分離したものを部分的に統合するかたちになりますね。
Tamon
2022年01月17日 00:47
各支社も残ってはいるんですね…。今回の東の再編と同じでしょうか。

いったん東京に集約したのは確か全面的な組み換えのために一度まとめたのだったような。
だから、国鉄時代の東京の3管理局に対して今は4支社になってますね。