北海道の大地震

朝起きてみると、台風が来て間もなくだというのに、北海道での大地震が報じられていて大変驚きました。震度6強と報じられていましたが、後に震度7に変更されましたね。

やはり、もともと電気工学の出身の人間としては、北海道電力の全系停電が特に気になります。電力は同時同量が原則ですから、消費されるペースにぴったり合わせて発電しなければなりません。したがって、大規模な発電所の脱落事故があると、それに対応した負荷を停電させるなどしてバランスを取らなければ、他の発電所まで連鎖して止まってしまう大停電に発展する恐れがあるわけで、これは電気工学科でも習うことです。しかし、戦後日本で実際に1電力会社規模の全系停電はなかったはずで、東日本大震災の大混乱の時ですらそうはならなかったのですよね。まあ、北海道だと全体の電力規模が小さくて、1個の大規模電源脱落時の影響が大きかったという面があるのでしょうね。他電力との連系線が細いという面もありますし。

苫東厚真発電所が1号機、2号機、4号機ともに脱落しているそうで、蒸気漏れやタービン火災などというえらいことになっているようです。苫東厚真が全部だめだと、検査に合格せずに再稼働できない泊原発を除く他のすべての発電所を全部稼働させても間に合わない計算なのだそうで…。なんとも綱渡りの電力供給体制だったのですね。北本連系の直流送電線は、北海道側に交流電源が来ていないと送電できないのだそうで…。仮に検査の問題を無視したとしても、泊原発は原子炉からすべての核燃料を抜いているので、すぐに再稼働させることは無理なんですよね。

まあこれは、電気工学科の教科書に載るレベルの出来事ですね。それにしても災害が多すぎです。

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