流失橋梁

大雨が凄いことになっていますね。私の住んでいるあたりでもかなり強い雨ですが、九州ではこんなものではないようです。

一昨日大きな被害が出た球磨川流域ですが、鉄道だと球磨川第一橋梁、第二橋梁、第四橋梁が流失したとか。人吉の市街地に近い第三橋梁だけが残っているということですね。国道の橋も流失したとかで、国道219号は通れる状況ではなく、九州自動車道が大きな被害を出しておらず通行可能なのが救いという感じです。さすがに現代の構造物は災害に強いです。

人吉市内のガソリンスタンドが枯渇してしまうので、本来は5キロメートル以上の全長のトンネルに危険物積載車両は通行禁止が原則で、九州自動車道八代IC-人吉ICにも該当する肥後トンネルがあって通行禁止なのですけど、特例でパトカー先導によりタンクローリーを通して燃料を補給したようです。こういう措置も臨時に講じるように考慮されていたのでしょうか。

球磨川第一橋梁の写真がよく出てきますが、2連あるトラスのうち人吉側の1連が残っており、もう1連はすぐ下流側に横転しているようです。見た感じだと、八代側のデッキガーダーの区間が、より下方に位置していてしかもプレートがまともに水流の影響を受けてしまうためなのか、先に流失してしまい、その際に橋脚の構造を一部損壊してしまったために、デッキガーダーと橋脚を共用していたトラスの1連が巻き込まれて流失したように思われます。トラス自体は水流を受けても力が働くような部材が細くて、自重で持ちこたえる力の方が強いようです。それはあの水流の中で下流まで流されて行かずに、すぐ下流で横転していることでも示されているように思います。

橋脚の写真を見ると、上部のコンクリートを継ぎ足して嵩上げした部分はなくなっており、やはりしっかり芯が通されていなくて、この面から持っていかれてしまったかという感じがあります。ただ、その下の石と煉瓦の積み上げで造った部分の橋脚も一部損なわれているようにも見えます。この橋脚はここまで損壊すると再利用不可能でしょう。

もし再建するとなれば、3径間トラスくらいになるのでしょうか。元のトランケートトラスのイメージを残した橋で再建されるといいのですが、河川改修とも絡むかもしれませんし、果たしてどうなることでしょうか。

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