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zoom RSS ノロッコ号廃止予定

<<   作成日時 : 2015/11/11 13:00   >>

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北海道の釧網本線で運行されているトロッコ列車、「ノロッコ号」が、機関車の老朽化を理由に廃止の方向だそうです。

この列車は、ディーゼル機関車が牽引・推進する形で運行しています。民営化以降、ディーゼル機関車を新規に製造したのは、旅客会社ではJR北海道の除雪用機関車DBR600形2両と、JR九州の「ななつ星in九州」用の機関車DF200形1両の、合計3両だけです。DBR600形は除雪用のモーターカーを、札幌近郊の列車密度の高い区間で、線路閉鎖をせずに走らせられるように、保安設備などを正規のものを搭載して機関車として登録したものなので、実質的にはJR九州の1両だけと言ってよいでしょう。

一方、貨物列車を牽引するためにJR貨物が製造した機関車を見ても、幹線区間用のDF200形と入換用のHD300形があるだけです。先のJR九州の機関車は、貨物が開発したのと同型を買ったわけです。JR貨物の貨物列車の運行状況でディーゼル機関車が必要なのは、北海道の各路線が中心であり、ここはある程度のまとまった輸送量があり、しかも特急列車に伍する高速運行が求められたことから、大型で強力なDF200形が開発されて投入されました。石北本線の貨物列車のように、この重いDF200形の入線が危ぶまれて廃止になりかけたところもありますが、とりあえずはDF200形の導入が可能ということになって、北海道は完全にDF200形化のめどが立った状況にあります。

これ以外には、紀勢本線の鵜殿への貨物列車、山陰本線の岡見への貨物列車は先日廃止になりましたので、関西本線の塩浜への貨物列車や高山本線の速星、新湊線高岡貨物ターミナルへの貨物列車が非電化区間の列車として残ることになります。関西本線については、DF200形を投入するということが予定されているようです。しかし、高山本線や新湊線は、軌道状況的に見てどうなのでしょうか。現状で使用されているのは、国鉄時代の幹線用大型機関車であるDD51形ですらなく、支線用のDE10形です。DE10形に相当する機関車は、民営化後開発されていないのです。このため、旅客会社が貨物会社開発の支線用機種を購入する、ということもできない状態です。

DD51形に付いて言えば、ついに最終全検出場という話が先日出てしまったので、もう残り数年で残っている車両すべてが検査期限が切れて運用終了になることは確実です。DE10形はまだそういう話を聞きませんが、残している旅客会社もどうするつもりなのでしょうね。JR九州などは、「ななつ星」の牽引に、DF200形だけで不足するときにチョコマカと専用塗色にしたDE10形が使われています。これは廃止にできないと思うのですが、自力で開発するほどの余裕もないでしょうし。

私としては、もうJR貨物の非電化支線区は統廃合していくつもりで、支線用の機関車は開発するつもりが無いのではないか、と思っていました。しかしJR貨物のウェブサイトの開発予定を見ると、実は支線用と銘打った機関車の開発計画があるのですね。もしそれが開発されるのであれば、旅客会社も工事列車やレール輸送といった目的で購入するかもしれません。

今後のディーゼル機関車事情も興味深いところですね。

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コメント(6件)

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「DD51形に付いて言えば、ついに最終全検出場という話が先日出てしまった」ですか・・愛知の貨物のDD51のまさに「後釜」どうなるのやらですね〜普段からDD51重連運行の地なんで後釜はDF200なんでしょうかね?
とうこ
2015/11/12 06:34
DE10開発時とは異なり、SG搭載を全く考慮する必要が無く、しかも操車場入れ替え時のブレーキ力確保を考慮する必要も無くなった上に、エンジンがコモンレールの直噴を使えるようになっているので、今支線用機関車を開発するとしたら、DE10とは全く違った設計の機関車になるような気がします。例えば、今京葉臨海とかで使っているDD13系の発展型にあたる56t〜60t級機を減量すればそれで事足りるのではないでしょうか。
通りすがり
2015/11/12 18:04
>とうこさん
本文で書いたように、関西本線はDF200化という噂が流れています。
愛知機関区のDD51も、長くないのでしょう。

>通りすがりさん
やはり臨海鉄道で使っているタイプの流用ですかねぇ。
こういう需要がどこまであるか、なんですが。
まあ楽しみではあります。
Tamon
2015/11/12 22:58
>Tamonさん
需要がないならなおさら開発コストがかけられませんから、実績があってトラブルの少ないカタログモデルからの選択になる可能性が高いと思います。

正直、DE10みたいな特殊構造はニッチな需要の形式では(長期的な部品供給の観点で)絶対やってはいけないことの1つで、実際ニッチになってしまってからの各社在籍DE10・DE11・DE15が特殊な構造の部品の供給を断たれて、廃車からの健全部品はぎ取りによる共食い整備でなんとか性能を維持している現状を考えると、なおさら臨海鉄道で標準的に採用されているタイプの車両の採用が合理的ということになると思います。
通りすがり
2015/11/13 15:50
先日、JR北海道苗穂工場で一般公開があり、併設されているJR貨物の工場でHD300の展示が行われていました。そこで、JR貨物の人から「HD300の本線走行版を開発する予定がある」という話を聞きました。もしかしてDE10の置き換えに使われるのかも知れません。
北野大地@札幌
2015/11/23 11:54
HD300の本線走行版ですか。
入換機は全力を発揮する時間を短いからこそ、ハイブリッドがとても適合するわけですけど、本線用でもハイブリッドを入れるんですかねぇ。
興味深いところです。
Tamon
2015/11/24 00:47

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