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zoom RSS 北陸新幹線ルート比較試算結果サマリー

<<   作成日時 : 2016/09/26 13:00   >>

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滋賀県が、北陸新幹線の延伸で米原案を推奨する根拠とする費用便益比の推定を行ったという話を2日前に書きましたが、ウェブ上に試算結果サマリーが掲載(PDF)されていました。

敦賀から米原までは46.1kmを想定しています。米原から新大阪までは、実キロで107.1kmありますので、通算すると153.2kmになります。小浜京都ルートが130.3kmと試算されているのと比べると、22.9km長いことになります。整備新幹線が最高速度260km/hで整備されるのに比べて、東海道新幹線は285km/hで走れるという違いはありますが、それでも22.9kmも長いルートを走って、速達列車の所要時間が乗換時間5分を含んでも7分長くなるだけ、というのはいくらなんでも甘く見積もりすぎではないでしょうか。直通案だと単純に乗換時間をなくして2分だけの差になっています。これでは表定速度が600km/hくらいあることになってしまいます。いくらなんでもこれはないでしょう。実際の所要時間差はもっと大きいでしょう。また、同一ホーム乗換にできない限り、5分の乗換時間はかなり厳しいです。

建設費は、まあこんなものかな、という数値が並んでいます。しかし、結構大きな費用が計上されているその他の費用は何の費用なんでしょうね。そして、米原ルートで乗り換えなしにすると、その他の費用が増えますが、駅の建設費が減る、という面白試算になっています。つまり東海道新幹線の駅設備を利用できるから建設費が不要だろう、ということなんでしょうが、逆に直通対応にするための改造費が抜けているのではないでしょうか。もしかしたら、その他の費用が増えるのはそこを見込んでいるのかもしれませんが、この程度の費用で収まるとは思えません。

米原ルート案で、米原駅乗り換えなしだと、総便益が跳ね上がる計算になっています。これは乗換障壁をそんなに大きく見積もっている、ということなのでしょう。そうであるなら、米原ルートの乗換あり案と小浜京都案を比較して、所要時間で小浜京都案が短く、年間の利用者数の見込みが150万人/日程度米原案の方が大きい程度で、この程度の便益の差で済むものだろうか、と思ってしまいます。小浜京都案は乗換が無いのですから。開業が8年遅いことによる便益の割引現在価値の差を出すとこんな値になるのでしょうか。だとすると、後の時代になるほど今度は実際の便益が小浜京都案の方が大きいことが効いてくるのではないでしょうか。

まあ、いろいろ謎なところもあるのですけど、こんなものかなと思わされます。小浜京都案に対して、山岳地帯を通過するから難工事が、という人もいますが、実際にはNATMでどんどん掘っていくだけですから、大した問題ではないでしょう。ここでなくても整備新幹線は、ほとんどトンネルを掘っているわけですし。まあとにかく早くルートを決めて着工して欲しいです。

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