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zoom RSS 重慶-万州高速鉄道

<<   作成日時 : 2016/12/02 13:00   >>

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中国で、重慶と万州を結ぶ高速鉄道路線が11月28日に開通したそうです。今どき、中国の高速鉄道などどこにでもホイホイ開通していて特段珍しいニュースではなくなっていますね。

元記事は英語です。Chongqingは重慶のことだと、さすがにすぐわかるのですけど、Wanzhouというのはどこか武漢かそのあたりかな、と思って調べてみると、重慶市の万州区だそうです。中国の直轄市が、日本の市とは比べ物にならないほど大きいとはいえ、市内を走る高速鉄道です(苦笑)。これで全長が247kmもあります。恐るべき広さですね。

当初は200km/h運転をして、所要時間約1時間45分だそうです。設計上の営業速度は250km/h対応だそうですけど、控えめな設定だという印象です。山岳地帯を通過することから、費用を抑えるために規格を低くしたのでしょうか。ただ、重慶から万州という方向は、おおむね長江の形成する峡谷に沿って下って行く方向であり、その先にさらに伸ばしていくと武漢にたどり着きます。大都市である武漢と重慶を結ぶ需要を獲得することを考えると、航空機との競争も考慮の上で、300km/h運転が必要ではないのか、と思ってしまうところです。

そこで、中国の高速鉄道網全体の地図を見てみると、実は武漢と重慶を結ぶ高速鉄道は、武漢-宜昌-利川-重慶という経路で既に実現されているようです。これは長江の流域よりもやや南側を通っているように見えます。このうち、宜昌-利川間は在来線の改良区間のようですね。ここよりやや北側に、別に高速鉄道を実現してしまった、というのが何とも贅沢な話です。この先に延ばしていくつもりがあるのかどうかよくわかりませんが。しかし、武漢と重慶の間は、部分的に在来線を改良して利用している区間を含んでいるからなのかわかりませんが、超高速のG列車でも6時間以上かかるダイヤのようで、これでは日本の常識で言えば、航空機に勝てる所要時間ではありません。

まあ、800km以上の距離がある区間なので、まともに所要時間を3時間程度に収めるのは大変ではあります。それでも、中国は300km/h運転の実績があるのですし、そういう路線の建設は十分可能なはずなんですよね。山岳地帯の工事にあまりに費用がかかる、という判断なのかもしれませんが、仮に全線を300km/h対応で建設できれば、途中の停車駅を絞って3時間半程度で走破することは十分可能に見えます。それをやるだけの価値がある区間に見えるのですけどね。

中国の鉄道当局がどういう意図でこのような組み合わせを選んでいるのか、興味深いところです。

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コメント(2件)

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世界最高速の市内電車、ということでネタになったんでしょうか。
たづ
2016/12/03 15:09
他に例があるかどうか知りませんが、おそらく最速でしょうねぇ。
Tamon
2016/12/04 00:19

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