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zoom RSS ドイツに負けたフランスが敷設させた日本の鉄道網

<<   作成日時 : 2017/01/17 13:00   >>

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ドイツに負けたフランスが敷設させた日本の鉄道網、という記事が出ています。本文を読んでみて、何だこのエッセイは、と思わされました。正確な考証を最初から期待していないのでしょうか、ほとんどこの筆者の憶測ばかりで適当に物事を連結して並べ立てて、まるで関係があるかのように描き出している感じの文章です。

まず、フランスは日本の鉄道網の発展にほとんど関係がありません。周知の通り、日本の鉄道はイギリスの技術で出発していますし、北海道ではアメリカ、九州と四国ではドイツの技術を導入しました。当時の世界4大鉄道技術国の中では、フランスからだけまともに技術導入が行われていません。ドコービル式の可搬軌道の技術くらいは入っているのですが。戦後、交流電化の技術の導入サンプルにするために、フランスの車両を買おうとしましたが、魂胆を見抜かれて拒否されましたので、結局日本にフランスの鉄道車両は、内務省の工事用軌道などを除けば、1両も入っていません。

また、あたかも日本の生糸が最初から高品質であったかのように書かれていますが、当初は品質が低くなかなかうまく売れずに苦労した、という話はあったはずです。そのために品質を上げる大変な努力があったわけです。またフランスが技術を提供したのも、あくまで金を出して技術者を連れてきたことに加えて、彼らの製品を売ろうという意図があったからで、何も日本の生糸を売りたかったわけではないのです。

高崎線が最初に建設されたのは、もちろん生糸の輸送も視野にはあったのですが、基本的には中山道幹線との関係があるわけで、そこの説明がなされないのでは鉄道史として不十分です。当初のリチャード・ボイルの報告書でも、高崎までは輸送量が多くてすぐに営業が成り立つ、と指摘していますが。

まあ、全般にまともに評価できない記事ですね。

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