鉄道模型フェスティバル

阪急百貨店・阪神百貨店が共同で鉄道模型フェスティバルを開催中とのことで、早速出かけてきました。1週間程度しか開催期間が無くて週末は今日明日のみということもあってか、会場は物凄い大混雑振りで、入場券を買うのにしばらく並ばされる有様でした。阪急や阪神の会員カードを持っていると無料入場できるそうで、会員サービスがなかなかですね。さて、阪急でおでかけする関係上、先に阪急百貨店7階の会場の方へ出かけました。なかなか気合の入った展示内容で素晴らしいです。HOゲージとNゲージの集合式レイアウト(いくつかのセクションに分けて製作しておき、現地で接続部分のレールを繋いで大きなレイアウトを構成する)がいくつも並んでいて、KATOとトミーテックの関係者が各社自慢の車両群を走らせていました。こういう大きなイベントとなるとプロモーション効果が大きいので、鉄道模型メーカ各社は全面協賛ですね。鉄道模型工業会製作の初心者向け入門ガイドも配布されていて新規ユーザ獲得にも熱心です。長円エンドレスのレイアウトでは物凄く長い石油タンク貨物列車やワム車の車扱貨物列車が運転されていて見ていて楽しかったです。
トミーテックのブースではカメラカーが運転されており、会場内あちこちに大きなモニタが設置されていてそのカメラカーの映像が流されていました。これは会場の外側にまで液晶モニタをぶら下げて映像を流していて、外部の人間にもアピールしていました。カメラカーは確かにインパクト絶大ですね。しかしながら実際にカメラカーの映像を楽しめるシステムを準備するとなるとPS3が買えるくらいのお値段になってしまうという…。それにちゃんとしたシーナリー(風景)付きのレイアウトの中を走らせないとあまり面白くない気がします。そうなるとさらに手間とお金が掛かるわけで。トミーテックのレイアウトには信号機もたくさん組み込まれていて、カメラカーの画像からも現示を確認できます(かなり近づかないと見えないですけど)。これはなかなかリアルですね。しかしながら長い直線のところにいくつも信号機が並んでいると、現示アップのおかしさが目に付いてしまいます。鉄道模型の信号機の場合、通常は実車と異なり軌道回路で制御しているわけではなく、列車の通過を検知した時点でRにして、それから時間で現示アップしていきます。トミーテックの信号機はレイアウトがエンドレス構造であることを前提に、周回に掛かる時間を測定してそれに基づいて現示アップ時間を変える仕組みになっていますが、どうもうまくいっていなかったようで、より先の方にある信号機が先にGまで現示アップしてしまっているのが見えていておいおいという感じでした。完全にやるにはやはりきちんと論理を組んで制御しなければならないですね。凝っている人は本物のリレーを使って連動装置を組むそうですが。しかしながら5灯式信号機の現示アップの様子は見ていて楽しいものです。
隣の部屋では阪急コーナーが設置されていました。阪急の模型を専門にやっているサークルが展示しているものだそうで、歴代の阪急車両のほとんどを模型として製作してしまったとか。ずらっと展示されている阪急車両のマルーンの大群は圧巻でした。また、いろいろなセクションも展示されていて、西宮北口にかつて存在した神戸線と今津線の複線同士の平面交差(ダイヤモンドクロッシング)が再現されていたり、現在の梅田駅の様子を精密に模型化したものが展示されていたりしました。ラガールビジョンや各ホームのLED式発車案内票まで非常に精密なできで、多くの人が張り付いて写真を撮りまくっていました。模型をやっていない人でもこれを見れば凄さが分かるのでしょう。鉄道模型フェスティバルを告知するウェブサイトのトップの写真も入場券に使われている写真もこの模型です。西宮北口ダイヤモンドクロッシング模型'%><%=image 1, '阪急梅田駅模型

阪神百貨店8階の会場の方に移動。こちらは阪急の会場に比べると場所も狭く、あまり多くのレイアウトも展示されていないものでした。NHKで今年2月くらいに放映されていた「ようこそ鉄道模型の世界へ」で講師を務めていた諸星さんが来ていて、レイアウト製作の実演をやっているのが目玉でしょうか。しかしながらレイアウトの製作は時間の掛かる作業で、ちょっとその場で見ていて目に分かるような進展があるわけでもないわけでして。過去の作品一覧が展示されていましたが、この人の作品はリアルを目指すというよりはカバン1個に折りたためるパズルのような作品を作ってみたり、クリスマスケーキの中を列車が走っていたりと、ネタに走った作品が多い気がします。阪神の車両がずらっと並んでいる車両ヤードがあったのは阪急と似た趣向ですが、その奥にしれっと近鉄の車両が止まっているのは西大阪延伸線(なんば線)の関係なんでしょうね。会場隣接の特設売店ではトミーテックのコンテナが安くなっていたのでちょっと買ってしまいました。
総じて、やはり関西は鉄道文化とでも言うべきものが強く感じられますね。うちの地元でこのようなイベントをやったとしても、人口が少ないという以前に関心のある人が少ないという点でほとんど人が集まらないでしょう。ごく普通のおばちゃんとか老夫婦とかが何気に「濃い」会話をしている様子も見受けられたわけでして。
ところで出かける時に中津で見た神戸線の対向列車がクロスシートだったのを見てびっくり。調べると8000系の一部編成は神戸・宝塚方の2両がクロスシートなんですね。神戸線にクロスシートの車がいるというのは、神戸線沿線に引っ越してきて3年目にして初めて知りました。不覚です。




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