こたつのコード

1年半前に今の部屋に引っ越してきてから、和室だということでこたつを購入しました。以前の部屋は作り付けの机と椅子があったのに対してこちらにはそういうものがないので、机が欲しかったという点もあります。購入元は、こたつ布団も一緒に欲しかったということもあってウェブでいろいろ探して、こたつ布団セットを安く売っていた通信販売大手のニッセンでした。その後、購入してから1年ほどして(今年3月頃)ニッセンから、こたつの電源コードのねじが緩んで発火の恐れがあるので定期的に緩んでいないか確認して欲しいというはがきが来ました。発火の恐れがあるなら交換しろよと思いつつも自分で点検。全くねじは緩んでいませんでした。夏場になってこたつは単なるテーブルとなり、今シーズンは11月になってもまだ使用していないのでその後点検はしていませんでした。
今日、帰宅すると郵便受けに大きめの封筒が放り込まれていました。通常の宅急便の荷札ではないものの、シールの荷札にはヤマト運輸ニッセン支店の文字が印刷されていたので、宅急便扱いではなくメール便扱いで直接郵便受けに投函して行ったのでしょう。封筒の上の方に四角で囲って「無料交換部品在中」と印刷されていたのでピンときました。開けてみると案の定こたつのコードの交換部品でした。今まで使っていたものと全く変わりないように見えますが、同封の案内によるとビスが緩まないように改良した、とのこと。告知から8ヶ月も経って突然交換部品を送りつけるというのも不思議な対応ですね。考えられる理由としては、1. ねじが緩んで発火しそうになる事故があったので、とりあえず注意喚起のはがきを送ったが、その後さらに事故が再発したので慌てて全品交換に踏み切った、2. 最初から全品交換のつもりだったけれど、代替品の開発・生産が間に合わなかったためとりあえず注意喚起しておき、代替品が調達でき次第送付した、3. 注意喚起で留めておくつもりだったが、最近のシュレッダに幼児の指を巻き込む事故などを受けて家庭用品の品質についての要求が高くなったので、過去に遡って交換に踏み切った、さぁどれでしょう。いくらなんでも単純な電源コードの代品用意に8ヶ月も掛かるということは考えられないので、2はまずないでしょうけれど。3が有力ですかね。
最近は本当に品質に対する要求がきつくなって、ハードウェアを開発・製造している人たちは大変だなと思います。私自身はソフトウェアの開発分野なので、これまた品質はそれなりにきついのですが、少なくともまだ自分の手元では簡単にクラッシュを引き起こせるような低レベルのソフトウェアしか書けておらず、これが出荷できるクオリティまで改善可能なのかと思ってしまいます。幸いなのは私の担当分野は人命に直接影響するようなものではないので、自分のミスで人の命が失われることはないでしょうけれど。
1つ前に使っていた携帯電話、D251iSでは、電源アダプタの交換を経験しました。やはり電源周りは鬼門ですね。この時は事前に交換方法の案内が来て、その後クロネコヤマトが自宅にやってきて代品を渡し、その場で古い品を回収して持って行きました。そういう代品送付・欠陥品回収代行サービスのようなものをヤマトがやっているのでしょうか。古い品はもう処分しても構わないわけなのですが、それでも回収してしまうのは、確実に古い品を集めて出荷した件数と照らし合わせるためなのでしょう。それと一部には回収した品を解析して今後の品質改良に役立てるということもあるでしょう。松下電器が石油温風器でトラブルを起こして今も必死に回収に走り回っていますから、欠陥品の追跡にはどこも必死なのでしょう。なお、D251iS自体は三菱電機製ですが、電源アダプタは松下電器製だったようで、送付先は大阪府守口市になっていました。
今回、「無料交換部品在中」の換の字が怪しいフォントだったので中国系か? と思ったら案の定そうで、中の案内には「森中電器 有限会社」とまるで日本の法人であるかのように書かれていますが、検索すると上海森中電器有限公司が出てきます。森田電器の子会社のようです。関西に本拠を置くこたつや扇風機などを製造しているメーカですね。なお、こちらは古い電源コードの回収は必要ないとのこと。しかし、購入者と使用者が違う場合(買った人が別の人に贈り物として自分以外を送付先に指定した場合)、既に送付先は特定できない状況だということで、購入者にとりあえず送るけれど必要ならば連絡を貰えば使用者にも送る、と書かれていました。そういえば個人情報保護法対策とかでまめに不要な個人情報は処分するという対策を大抵の企業はやっていると思うのですが、通販では購入者本人は会員登録しているのでずっと情報を保存しているとしても、一時的に送付先に指定された住所や名前はすぐに消去されてしまいそうです。そうなると今度は今回のように欠陥が発生した場合の追跡は著しく困難になるわけで、痛し痒しですね。




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