中国で新幹線型車両走る

E2系新幹線車両をベースにした車両が今日から中国で運行を開始したとのニュース。兵庫駅近くの川崎重工で製作している様子をうわさに聞いていましたが、今日から運行開始だったとは知りませんでした。車両だけ購入したのみで軌道や信通などのシステムごと購入したわけではないので新幹線を輸入したとは言えないでしょうけれど、中国は軌道の規格が日本に比べて非常によくて車両限界も日本の新幹線とほぼ同じなので、車両だけでも割と高速鉄道として実用になるかもしれません。いろいろ信号関係の調整は必要でしょうけれど。考えるに、日本は在来線の線形や規格が悪すぎるので、在来線とは隔絶した全くの新規独立線として新幹線を建設して運営してきたわけですが、中国の場合は在来線もそこそこ優れた線形・規格を持っていますので、TGVやICEがやっているように在来線と高速新線をミックスした形で発展させていく方がよいのではないでしょうか。その方が建設費も安くできて早く高速鉄道網を構築できるでしょうし。
これまでも中国では「中華乃星」とかの高速鉄道車両を自力開発したり海外から輸入したりしてきたように思うのですが、その後どうなったのかの話をあまり聞いていませんでした。最近人から聞いた話では、これらの自力開発車両や海外から拙速に輸入した車両の多くはしばらくの間は定期運行をするものの、技術を消化しきれずに保守現場が対応できず、すぐに稼働率を落として臨時扱いにされそのまま放置されてしまうという経緯をたどっているのだとか。かつての日本で蒸気機関車の3シリンダー機(通常の蒸気機関車はボイラーの両側に1つずつの2つのシリンダーを持っていて左右それぞれの動輪を駆動していますが、これに動輪の間にさらに1つのシリンダーを増やして駆動力を強化したものが3シリンダー機)が(狭軌という技術上の制約もあるものの)うまく保守できずにすぐに引退に追い込まれてしまったり、ドイツから最新型のディーゼルエンジンや変速機を輸入して製造したDD54形ディーゼル機関車がやはり複雑で精密すぎる機構のメンテナンスができずに早々と引退してしまったりと、複雑な技術に現場が対応できずに期待はずれに終わったものはいくつもあります。やはり技術というのは外国からパッケージで買ってくるだけで簡単に使えるようになるようなものではなく、自分たちの力で地道に努力を積み重ねていかないと外国製品を使いこなすことだってできないということですね。この新幹線型車両がメンテできずに放置されるようなことがないといいのですが。一緒にICE型も買っているらしいですけど、本当にごちゃ混ぜのシステムができてきそうですね。




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