ロッキード・マーチンの核融合計画

アメリカの軍需関連メーカーとして知られるロッキード・マーチンが小型核融合炉を10年以内に実現すると発表したそうです。本当かよと言いたくなる話ですね。

核融合は重水素と三重水素を使うDT反応や重水素同士を使うDD反応などがありますが、いずれも炉の中で安定して人工的に実現することができていないものです。実現できれば、現状地球上にある資源量だけでも数百年に渡って人類のエネルギーを供給できるだけの能力があるはずで、まさに夢のエネルギー源ではあります。現在、フランスのカダラッシュに国際熱核融合実験炉ITERを建設する作業が進んでいるはずですが、ITERでもようやくDT反応で、外部から投入するエネルギーより核融合によって発生するエネルギーの方が大きくなる段階を実現する、というだけで、まだまだ発電に使える水準ではないそうです。発電が実用化するのは今世紀中には無理、という見解もあるようで、非常に難しい技術であることは確かのようです。

これまでも、簡便に核融合を実現したよ、という研究の報告は何回もあって、追試してみたけれど同じような結果が得られないとか、そういうことを繰り返してきました。したがって、新しい発表があっても、本当だろうかと眉に唾を付けるのは当然のことです。しかし、ロッキード・マーチンの発表となれば別格なわけで、それなりに成算があるのだろうな、と思ってしまいます。どうでしょう。

10年以内に本当に実現するなら、本当に素晴らしいことですし、多少遅れたとしてもそこまで価値が落ちるものでもないと思います。原子力発電所で出た高レベル核廃棄物の処分にも使えそうですし。期待して見守りたいと思います。続報もなしに終わってしまうかもしれませんが。

この記事へのコメント

とうこ
2014年10月19日 08:21
続報なしで終わりに一票!
Tamon
2014年10月20日 00:20
それは一番寂しい。

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