ハイパーループ

以前から少し話題になっている、テスラ・モーターズの創業者が提唱しているハイパーループという超高速鉄道の試験線建設が発表されたそうです。この構想、しばらく前から話が出ていますけど、いまいちよくわからないですね。試験線の建設まで進める段階ということは、かなり詳細な設計までできているということなのでしょうか。

再生可能エネルギーがどうのこうのと書いてあるのは、どうでもいい話ですね。ここの説明を読む限りでは、既存の鉄道と同じように、エネルギー源は原子力だろうと太陽光だろうと何でもいいはずです。再生可能エネルギーを使うと触れこむことでイメージアップを狙っているだけなのではないか、と思います。余剰エネルギーも生産する、という説明は、まるでこの交通機関が一緒にエネルギーを生産するかのように見えますが、エネルギー保存則を考えればあり得ない話で、軌道敷きで生産できるエネルギーが移動に使用するエネルギーより多い、と言っているだけではないかと思えます。ただこれでさえ眉唾です。交通機関が使用するエネルギーはかなり膨大であり、いかに効率的にしたとしても、1200km/hもの高速移動を試みる交通機関のエネルギー需要を、その軌道敷きだけで賄えるとはちょっと考えづらいです。理論的には、日本の鉄道網の敷地にソーラーパネルを隙間なく敷き詰めれば、鉄道の必要とするエネルギーをすべて供給できる、という試算を見たことがあるので、不可能ではないのでしょうけれど。

それにしても、既存の鉄道事業関係者が散々研究してきたことを簡単にひっくり返すようなことを言ってくれますが、現実はそう簡単ではないでしょう。うまい方法があったら誰でも既にやっているわけで、そんなに画期的なものはないだろうな、と思って冷ややかに見ているところです。

この記事へのコメント

とうこ
2015年10月28日 09:23
ハイパーループの案
昭和30年代にウルトラQとか人形劇のサンダーバードでやってましたね、リニア新幹線の足元にもおぼつかない絵空事ですね。
負けず嫌いのアメリカ人らしいといえばそうなんでしょうけど。
Tamon
2015年10月28日 23:25
まあ、軌道を減圧するのはアイデアとしてはありなんですけどねぇ。

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