琴電複線化

琴電琴平線の栗林公園-仏生山間を複線化する方針だそうです。現在琴電琴平線は、起点側ターミナルの高松築港から栗林公園までが複線です。しかし仏生山や一宮まで運転する列車が多いので、結局のところフルに複線の線路容量を生かせているとはいえません。瓦町から長尾線が乗り入れてくるので、これ以北はそれなりに列車本数があるわけですけど。

国道11号バイパスとの踏切が大きな問題になっていて、ここを通過する区間については琴電琴平線を高架化する形で、立体交差化されました。その際に、この立体交差点付近に新駅を整備するという話が出ていました。てっきり、この新駅だけ造るという話かと思っていたのですが、一緒に複線化もやるということになったようです。仏生山に車両基地がありますので、ここまで複線になればかなりの増発もできるでしょう。本当にそこまでやるかはわかりませんが。

新駅の工事費が約10億円、複線化の工事費が約18億円だそうです。5.1kmにわたって複線化する上に、高架区間もあるのに、随分安いなと思ってしまったのですが、これはおそらく、新駅に関連する部分はすべて駅の工事費に計上しているのでしょう。というのも、地元からの要望で造る「請願駅」は地元が費用を負担するのが原則であり、駅の建設費用ということであれば全額地元負担ということにできるからです。「琴電そごう」破綻の影響で経営再建をしなければならなかった琴電にとって、多額の費用負担は困難でしょう。複線化の工事費となる約18億円については、琴電自体は3分の1の負担だそうです。これでもかなりの負担だと思います。

最近、琴電に新駅の話が次々に出て、香川県もかなり支援する方向の感じでしたけど、ここにきてかなり大規模な投資になりますね。期待したいところです。

この記事へのコメント

とうこ
2016年02月09日 07:15
琴電さん中小の私鉄の中ではムチャ頑張ってますね!
高架工事、地下部分の工事って近鉄・阪神・京阪クラスの会社じゃないときついでしょうね?
Tamon
2016年02月10日 00:00
連続立体交差はJRか大手がほとんどですよね。
地方だと結構珍しい。
通りすがり
2016年02月10日 18:55
準大手以下だと、水島臨海鉄道に遠州鉄道、富山地鉄、えちぜん鉄道、それに長野電鉄で実績があるか現在工事中ですね。

まぁ、総じて都市化の進んだところでないと需要のない事業なので仕方ないことではありますが。

特に地下化の負担が過大になることは、事実上在籍車両の総入れ替えに近いことを強いられた長野電鉄の例を見れば明らかで、あれなどはあの時代でなかったらとても同社は地下化要請に応じず、高架化を強硬に主張していたことでしょう。
Tamon
2016年02月11日 00:55
地下化は相当な負担ですよね。
長野電鉄はよくやったものです。
でんでんすけ
2021年01月09日 12:01
一部複線化となりました。2020年11月1日に三条駅と太田駅間の複線化が完了し開通しました。途中に作られた新駅の伏石駅も2020年11月28日に一部供用開始となりました。しかし、栗林公園ー三条間、太田ー仏生山間は工事が行われているようですがまだ単線です。
Tamon
2021年01月09日 23:34
部分開業しているんですね。連動装置を毎回変更しないといけないから、部分開業の繰り返しは大変なんですけど…。

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