本屋の問題

本屋をめぐるブログが話題になっていますね。大学にある書店で、昔からそこに勤めている店員たちが、教員や学生の必要とする書籍を理解して品ぞろえしていたのに、現場が見えていない本部が意図する店舗改革をやろうとして、まったく方向性を変えてしまい、現場の店員が次々に辞めてしまった、という話です。この手の話はあるものなんですね。

大学にある書店だと、どうしても大学の講義で使う教科書を扱うのは必須ですし、それに加えて知的な好奇心を満足させるような学術書の類も必要でしょう。それに対応するにはそれなりに知識が必要なわけです。しかし、単なるおしゃれな感じで売ろう、とする意識の人が来てしまうと、そういう対応は無理なんですよね。そもそも方向性がまったく違うのです。

現場の人は、現場をよく見ていることが多く、漸進的な改革はそういう人たちに任せる方がうまくいきます。一方で、これまでにないまったく新しい方向性に変えようとすると、現場の細かいところが見えていると却って障害になってしまうこともあり、トップダウンで新しいことを打ち出した方がうまくいくケースもあります。したがってどちらの流れも必要なのですが、このケースのようにまったく現場の理解できていない幹部が、お門違いの方向に向かって指示を出してしまうと、現場には大惨事が起きるんですよね。

あまりに安い給料で働いていたようですし、そういうところも気になります。もう少し何とかうまく回るモデルはないものなのでしょうか。

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