東京旅行2日目

東京旅行の2日目、今朝は王子の宿をゆっくりと出発しました。あまり早く行く必要性がないのです。

東西線の竹橋駅で降りて、北の丸の方に歩きます。今日の最初のお目当ては国立公文書館です。国の行政書類が大量に収蔵されていて、申請して閲覧することができます。ウェブからも、検索して件名一覧を表示することはでき、もしその対象文書がスキャン済みであれば、その画像データを閲覧することもできるのですが、膨大な行政文書をスキャンする作業はまだほとんど進んでいないようで、ウェブから閲覧できない文書がほとんどです。したがって、ここにやってきて直接文書を見せてもらう必要が出てきます。

9時15分の開館直後に入館しました。1階の受付で身分証明書を提示し、必要事項に記載した書類を出して、入館証を受け取り、2階の閲覧室へ行きました。閲覧室は、ウェブからみられるのと同じページを表示したパソコンが置いてあって、それを使って見たい文書を探し出して閲覧申請書を作成し、提出すると担当の人が持ってきてくれます。文書を閲覧できる机と椅子が、図書館同様に並んでいました。国全体の資料が置かれているのだから、もっと閲覧に来ている人は多いのではないかと思っていたのですが、案外少ないですね。コピー機を使って複写をするにはまだ申請が必要なようですが、持参のデジタルカメラで資料を撮影する分には自由だということだったので、私はこちらを選択することにしました。

初期の阪神電気鉄道の資料を閲覧していたのですが、阪神電気鉄道という正式社名で登録されている文書と、阪神電鉄という略称で登録されている文書があって、うまく検索キーワードを使い分けないと出てこないですね。また、関東大震災の時に鉄道省の仮庁舎が焼けてしまって大量の鉄道関連行政文書が失われているのですが、あるいはこれに巻き込まれてしまったのか、意外と大正時代以前の阪神の文書はあまり見つからないですね。

手書きの文書は読むのに一苦労ですね。しかし1枚ずつ閲覧していくと、当時の人の考えがうかがわれて、興味深いです。たったこれだけのことを、と思うようなことまで当局に申請されているのに、その割に最初に新線として建設したときの資料があまり出てこないのはどういうわけだ、と思ってしまいますが。一体どういうことが許認可事項で、どういう流れで文書が提出されているのか、きちんと把握しておかないと理解が難しそうです。これは、阪神ただ1社を見ていくだけでも大変な労力ですね。

適当なところで国立公文書館は切り上げ、北の丸を北へ歩いていって、日本武道館を外から見ました。ここは、大学の入学式以来、21年ぶりにやってきました。懐かしい思い出です。九段下の駅の近くで昼食を取ってから、半蔵門線で永田町へ。

続いて、国立国会図書館東京館へやってきました。これまで、国会図書館は遠隔複写申請の他は関西館を利用するだけで、東京館は初めての訪問です。こちらは非常に大きく、しかも利用者も多くてごった返しています。こんなに都心にあって駅も近くで利便性がはるかに良いというところもあるのでしょうね。関西館など、山の上にあり、最寄り駅からさらにバスで15分ですから。水害の恐れがなくて資料の保存の点では優れているのでしょうけれど、利用の面では…。閲覧のための机を探すのが大変なくらい混んでいたのですが、これも関西館だと机は選び放題です。勝手がわからず、雑誌の閲覧は新館です、と言われてしまいました。せっかくなので、東京館だけにある資料を出してもらって複写申請していたのですが、これは結構手間なので、手数料を払ったとしても遠隔複写申請をした方が良いような…。

15時頃に切り上げて、丸ノ内線で本郷三丁目へ。高校時代の同級生と待ち合わせており、一緒に東大へ行きました。この同級生は、高校時代もっとも仲が良かったのですが、2002年11月に最後に会って以来、何と今年の8月の同窓会までほぼ16年に渡って連絡を取ることもなく、どこにいるのかすらわからなくなっていました。これはさすがにどうか、ということもあり、今回は彼とゆっくり話をすることが大きな目的で、東京にやってきました。

彼とは一緒に東大を受験した仲ですが、私は合格したのに対して彼は結局不合格で、浪人して九大へ行きました。せっかくだから、東大の学内を見て行こうという話になり、今日は一緒に安田講堂だの三四郎池だのを見て歩きました。私も改めて見る機会はそれほどないので、いい機会でした。

一緒に歩きながら、高校卒業後どんな進路を歩んだのかの話を聞きました。彼は何とアメリカへの留学までしていたのだそうで、驚きです。結局帰ってきて今は都内の私立小学校で教諭をしているのだそうですが。最後は根津の方の飲食店で夕食を食べながら、かなり長時間にわたって話をしました。こういう話ができる友というのはありがたいものです。またこういう機会を持とうと約束して別れました。

どうやって王子まで戻ろうかと思いましたが、都電に乗ってみたくなったので、根津から千代田線で町屋へ行き、そこで都電荒川線に乗って王子へ戻りました。外が暗いのは残念ですが、路面電車の旅も楽しいものです。

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