JR四国路線別収支公表

JR四国が全線の路線別収支を公表したようです。もとから、本四備讃線だけが黒字だということはわかっていたことですね。

JR北海道の時もそうだったのですが、鉄道の営業にかかる費用は、意外と運営の規模にかなり比例していますね。線路があること自体で維持にかかる費用はあるはずなので、固定費の割合が高くて、列車の運行に応じて増える費用はもっと少ないのかと想定していました。しかし、列車本数が多い線区では費用も非常にかかっている結果になっているので、実際は変動費の方がずっと割合が多いことになりますね。

全線区の営業係数が144だということなので、単純計算すれば、今の1.5倍に運賃料金を値上げして、客離れが起きないのなら黒字転換します。しかし実際のところ、高速バスと激しい競争になっているので、1.5倍に値上げするとかえって収入は減ってしまうでしょうね。あるいは、そのようにして客離れさせることで列車本数を大幅に削減し、縮小均衡に持っていくという策もあるかもしれませんが…。

非常に不採算になっている地域輸送については、かなりの値上げを認めてもらうしかないような気がします。この範囲は、バスと強く競合しているわけではないですから、そこまで客離れはないでしょうし、仮に客離れするなら普通列車の運行を削減してコスト削減しても、収入の減少より費用の減少の方が大きくなるのではないかと推測します。高校生の通学への影響がありますが、それが必要だというのなら社会的に負担してもらうほかありません。鉄道がまだ活用できるのは都市間輸送なので、こちらを主体に組み立てていくしかないのではないかと思いますね。

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