けいはんな線延伸構想の比較

先日、近鉄けいはんな線の延伸構想で、近鉄京都線の高の原駅ではなく、新祝園駅へ伸ばすものもある、という話が出ていました。これに関して地元の木津川市と精華町が誘致合戦をしているようです。

新祝園ルートだと、建設費は概算570億円、高の原ルートだと350億円だそうです。距離の差と駅数を考えるとこんなものでしょうか。しかし利用者数は1日あたり25200人と16700人と見込まれるそうで、これはかなり大きな差に見えます。乗客1000人当たりの建設費を計算してみると、新祝園ルートが22.6億円、高の原ルートが21.0億円くらいのようです。高の原ルートの方が、利用客増加効果に比して建設費が若干安くなりますが、これはほとんど同じといってよいくらいではないでしょうか。公共事業の評価をするのは難しい面もありますが、このくらいなら、最大の効果が出るルートを選んでしまって良いように思います。

新祝園ルートで、京都とつなぐ新しい観光ルートが生まれる、と言っているのはよくわかりませんね。高の原であっても京都と結べることに変わりはありませんし、けいはんな線と京都線は規格が異なり乗り入れは困難でしょうから、結局どちらにせよ乗換です。もちろん、現在近鉄が架線区間と第三軌条区間の直通をする車両の研究をしていることは事実ですが…。

しかし、これ実際に動き始めるんですかね。

この記事へのコメント

たづ
2019年08月12日 23:44
利用者数見込みから言う限り、新祝園ルートのほうが有望であろうとは思いますが、『京都とつなぐ新しい観光ルートが生まれる』というのは、むしろ「余計な一言を付け足した」印象が強いですね。
偶々元から架線集電式だったという前提の違いがあるものの、実際に郊外観光地等への特急列車が直通している東京メトロのような運行が常態化すれば別ですが、そうでない限り通勤電車を使う都市内観光は通勤のおまけの色彩が強いと思います。
それゆえ、これを数に入れずとも採算が合う、という方が説得力があります。
Tamon
2019年08月14日 00:56
やはり余計な一言ですよねぇ。