歩行者用の橋

養父市で、遊歩道にある歩行者用の橋を学生の設計で完成させたそうです。遊歩道にあるので車が入れず、徒歩で部品を搬送できること、という条件で設計したそうで、なかなか面白い話です。

リンク先の上の方の写真では随分小さく見えてしまうのですけど、下の写真だと部品のごつさから結構な大きさであることがわかります。長さ10メートル程度というので、木材の床板だと何のサポートもなしの単なる桁橋では厳しいのかもしれませんね。それをボーストリングトラスで造るというのがまた面白いです。腐食対策で塗装のし直しがそれなりに発生するかもしれませんが。

しかし、規模は小さくても実際に造るものを自分の卒業研究にできるというのは羨ましい話です。

この記事へのコメント

旅の途中のとおりすがり
2020年03月19日 18:42
この橋は、トラスの部材のつなぎ目がピン結合になっているのが珍しいですね。トラスの理論上は、接合部で部材どうしが自由に回転できるものとして取り扱いますが、近年、現実に作られるものは剛結接合になったものばかりです。この橋では、あまり長い部品を使えないためにこのような構造が採用されたのでしょうか。
 部品(2 mくらいの鋼材)の運搬を大学の山岳部に頼んだというのも面白いです。
 話は変わりますが、「実際に造る」というと、東大農学部の木質材料学研究室というところが毎年の学園祭で木材を材料としたパビリオンを作って展示しています。日除けになったり雨宿りができたり、それなりに実用性があって、年によっては学園祭が終わったあとも設置されていたのですが、防腐処理されていないので残念ながら長持ちしませんでした。この橋は何年も使われるでしょうから、その点でも学生の良い経験になったのではないかと思います。
Tamon
2020年03月20日 22:04
なるほど、ピントラス。ガセットプレートを使うのが今は普通でしたね。そういえば。