南阿蘇鉄道の肥後大津乗り入れ方針

南阿蘇鉄道が、2023年に予定している全線運行再開時に豊肥本線の肥後大津駅までの乗り入れをする方針だそうです。

この案は以前から検討されていました。豊肥本線は、熊本から肥後大津までは電化されていて、頻繁に列車が運行されていますが、肥後大津より東は閑散区間となって列車本数がぐっと減ります。肥後大津から2駅のところにある立野から分岐する南阿蘇鉄道は、この少ない本数の本線の列車に合わせて自線のダイヤを設定するわけです。そこを直通して肥後大津まで乗り入れれば柔軟になりますし、熊本まで出る際に肥後大津と立野で2回乗り換えるような事態は回避されるわけです。もちろん特急を使えば直通なのですが。

線路や信号関係の整備が約4億2000万円の見込みだそうです。つまり現状は立野駅の線路が営業列車を通せる規格ではつながっていない、ということなんですね。他に運賃をどう配分するかにもよりますが、線路使用料も問題になると書かれていますね。南阿蘇鉄道の列車としてこの区間を運転するのだと、JRに線路使用料を払わなくてはなりませんが、直通列車に乗車したお客の運賃は南阿蘇鉄道が収受することになります。JRの列車として運転するのだと、線路使用料はなく運賃はすべてJR九州が収受、車両の使用料をJRが南阿蘇鉄道に払うことになります(南阿蘇鉄道の車両を使う場合)が、後者はJRとしては利益がほぼないので受け入れづらい気がしますね。

しかし年間6万8000人の利用客増を見込むそうですが、1日200人にならないくらいなわけで、ウームと思ってしまう程度の数です。年間の利用者で線路の接続経費を割ると1人約6200円もかかるわけで。もちろん何年も使えばどんどん1人辺りの経費は安くなっていくわけですけど。

この件は今後どうなりますかね。

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