常磐線はなぜ本線ではないのか

常磐線はなぜ常磐本線ではないのかという記事が出ています。国鉄時代の「国有鉄道線路名称」の区分で東北線の部に属していて、独立した部を形成していなったからなのですよね。

国鉄時代の線路名称では、大まかに○○線の部、という区分を作っていて、その中で主たる路線を○○本線と呼び、それ以外の路線を別の名称を付けて読んでいました。たとえば、東北線の部で主たる路線が東北本線で、東北線の部に属するそれ以外の路線は高崎線、常磐線のように個別の名前が付いていました。そういう構造を取っていたからと言ってお客さんにとって何か意味があるかと言えばないのですが。国鉄が発表する統計情報などが、この○○線の部の単位になっていることがありました。それくらいでしょうか。

そして、1906年の鉄道国有法で国有化した私鉄については、その私鉄の単位で部を形成していたため、日本鉄道が建設した東北本線、高崎線、常磐線はすべて同じ部に属してしまったのですね。国有鉄道線路名称が定められる前は、大まとめで元日本線と呼んでいた時代もあったそうです。その割に七尾線などは七尾鉄道を買収したのに北陸線の部に入れてしまったわけですけど。

それにしても、本州の本線はとても限られていて本当に幹線というところばかりであり、地方交通線の本線は高山本線だけなのですが、北海道はちょっと本線の大盤振る舞いという感じなんですよね。名寄本線のように全線廃止になってしまったところすらありましたし。国鉄時代の本線は、函館、室蘭、日高、根室、石北、留萌、宗谷、名寄、釧網と9もありました。

まあ今となってはマニア知識以外の何物でもないですね。

この記事へのコメント

旅の途中のとおりすがり
2021年04月25日 19:51
> 本州の本線はとても限られていて本当に幹線というところばかりであり、地方交通線の本線は高山本線だけ

「○○線の部」という括りだと、「本線」の無い陸羽線、磐越線というのもありますね。後者の「本線」相当部分のうち距離の長い方の磐越西線は地方交通線ではありませんが。
Tamon
2021年04月25日 23:40
磐越線の部と陸羽線の部は非常に特異ですね。なんでこんな設定をしたのか。